Poetry in Movies

【映画の中の詩】『白い恐怖』1945



「人類にとって詩人ぐらい有害な生き物はありません!」

アルフレッド・ヒッチコック監督。
イングリット・バーグマン、グレゴリー・ペック主演。

精神分析をテーマにした最初の映画を撮ってみたい、というヒッチコックの意図で企画された作品。

夢分析のシーンはサルバドール・ダリが美術を担当しているのですが、例のごとくのダリ的イメージで、なんだか取ってつけたような感じで映画的に成功しているのかは疑問です。

それよりもダリとは無関係な次々にドアが開いていくキスシーンなどの方が美しく感じるのは映画のリズムに乗ったイメージだからか、と私は思いました。

「詩人は人に愛についての誇大妄想を抱かせる」から有害である、という精神分析医役のバーグマンですが、結局は一目惚れした謎の男にメロメロになってしまい、一緒に警察に追われる身となってしまうのでした。



Tag: 映画の中の詩


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Last-modified: 2024-01-25 (木) 16:09:25