冬薔薇ひとさし指に過去の傷 外套のまま寝ころべば地に没す 廃屋にて日めくりめくれば冬怒濤 魂のひとり遊び場帰り咲く 退屈な卵ころがる鳥曇り 主義といえば散歩主義なり遍路杖
【鳥曇】 【雲雀籠】 【彼岸花】 【薄衣】 【一瞬の夏】 【三夏】 【星月夜】 【落椿】 【日めくり】 【十八頁】 【Kisaragi 如月】