天上につるされた虹斬り落とす 眼球に虹墜ちてきて泣く女 意気地なし蜥蜴のしっぽが逃げてった ふところの猫がにゃと啼き虹を吐く ジキルからハイドに継ぎし手花火や 一度二度雷火立つ夜の離郷かな
【鳥曇】 【雲雀籠】 【彼岸花】 【薄衣】 【一瞬の夏】 【三夏】 【星月夜】 【落椿】 【日めくり】 【十八頁】 【Kisaragi 如月】