#author("2024-01-11T01:49:29+09:00;1970-01-01T18:00:00+09:00","default:minoru","minoru") [[Poetry in Movies]] #menu(Poetry in Movies) *【映画の中の詩】「ローマの休日」(1953) &br;&br; CENTER:#htmlinsert(youtube.htm,id=5j99_lHS0Aw) 『ローマの休日』(1953)。ウィリアム・ワイラー監督。 主演オードリー・ヘプバーン、グレゴリー・ペック。 出会いの場面でオードリーは「この詩ご存じ?」と問いかけるが、検索しても出所は不明。脚本のダルトン・トランボ(『ジョニーは戦場へ行った』の原作、監督)の創作では、という意見が多いようです。 この後の会話で「何か声明がおありかな?」と聞かれたオードリーが暗記させられているのであろう、若者に対する提言を述べるのにつなげるために「葬られようとも その声を聞かば...」というフレーズがほしかったのだろうか。 **シェリーかキーツか?それが問題だ! 次のキーツかシェリーかの論争はシェリーが正解。「Arethusa」 「❝your sleeping on the couch, not on the bed.❞ ソファー(couch)で寝るんだ。ベッドじゃない」 と言われたオードリーはその ❝couch❞ に反応して、 >〈Arethusa arose From her couch of snows〉 アリシューザは 雪のcouch(寝床)から立ちあがった というフレーズで始まる「アリシューザ」を朗読します。 参考リンク: シェリー詩集 (アポロン叢書 ; 第8) 佐藤清 訳 「アリシューザ」 https://dl.ndl.go.jp/pid/1671029/1/50 &br;&br; &tag(映画の中の詩);