MUMONKAN/路逢達道
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【第36則】
>
''三十六 路逢達道''&br;
''五祖曰、路逢達道人、不將語默對、且道、將甚麼對。''
''無門曰、若向者裏對得親切、不妨慶快。其或未然、也須一切...
''頌曰''
''路逢達道人 不將語默對''
''攔腮劈面拳 直下會便會''
~
三十六 路に達道(たつどう)に逢う&br;
五祖曰く、「路に達道の人に逢わば、語黙を将て対せざれ。且...
無門曰く、「若し者裏に向かって対得して親切ならば、妨げず...
頌に曰く
路に達道の人に逢わば、語黙を将て対せざれ。
ラン腮(さい)劈面(へきめん)に拳ず、直下に会せば便ち会せよ。
&br;
「
>''法演和尚 『道を究めた人に逢ったとき、コトバでくどくど...
&br;
「『路に達道に逢わば、語黙を将て対すること莫れ』というの...
ある国にプシューケーという王女がいた。非常な美しさを持っ...
やがてプシューケーはアポローンの神託によって怪物と結婚す...
「『美女と野獣』やな」
「あれのもとになってるんかもね。ところでプシューケーには...
&br;
>『「おお愚かなプシューケーよ、これが私の愛に対するおまえ...
(トマス・ブルフィンチ「ギリシア・ローマ神話」<...
&br;
「M.-L.フォン・フランツによれば、ランプとは人間の意識の象...
&br;
>『明かりは、どんな神話の文脈にあっても意識を象徴している...
(M.-L.フォン・フランツ『男性の誕生----「黄金のろば...
&br;
「二十八則の【久嚮龍潭】で徳山にさしだした提灯の灯をふき...
「そうそう、だから今回も単純にプシューケーの行為をオロカ...
「プシューケーは結局どうなるん?」
「それは、これからギリシャ神話を読むひともいるかもしれな...
&br;
>
> 『蛇』 永瀬清子&br;
鏡の中に棲んでいる蛇よ
朝のつめたいガラスの中を泳いで
たちまちわが瞼毛のかげにかくれたものよ
お前は姿をみせるのをいとう
お前の含羞はすみやかに
然しお前は長く私の中に棲む。
多分かの失楽の時以来。
お前の姿は私にいつも波紋をのこす
お前は自分を毒あるかと恥じる。
&br;
なめらかにそしていたいたしいものよ
藍と朱の瞬間よ
出ておいで久しい友
美しい夏の光のいま燃える時に
わが翳より出ておあそび
ひとときの
ひとときの樹々のくるめきに
その患いをお忘れ
わが心をお前のさびしい園に。
&br;
やがて消えるこの光の中で
在ることの
何故そう苦しい?
わが姿を
人の目にもとまるまいと悩む?
或いは人の心を誘うまいとおじる?
&br;
空の色
いま純粋なるきわみ
すべてのもの燃えてきよらかなるこのひとときに!
&br;
1999/04/08
&br;
→[[三十七【庭前栢樹】>MUMONKAN/庭前栢樹]]]
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【第36則】
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''三十六 路逢達道''&br;
''五祖曰、路逢達道人、不將語默對、且道、將甚麼對。''
''無門曰、若向者裏對得親切、不妨慶快。其或未然、也須一切...
''頌曰''
''路逢達道人 不將語默對''
''攔腮劈面拳 直下會便會''
~
三十六 路に達道(たつどう)に逢う&br;
五祖曰く、「路に達道の人に逢わば、語黙を将て対せざれ。且...
無門曰く、「若し者裏に向かって対得して親切ならば、妨げず...
頌に曰く
路に達道の人に逢わば、語黙を将て対せざれ。
ラン腮(さい)劈面(へきめん)に拳ず、直下に会せば便ち会せよ。
&br;
「
>''法演和尚 『道を究めた人に逢ったとき、コトバでくどくど...
&br;
「『路に達道に逢わば、語黙を将て対すること莫れ』というの...
ある国にプシューケーという王女がいた。非常な美しさを持っ...
やがてプシューケーはアポローンの神託によって怪物と結婚す...
「『美女と野獣』やな」
「あれのもとになってるんかもね。ところでプシューケーには...
&br;
>『「おお愚かなプシューケーよ、これが私の愛に対するおまえ...
(トマス・ブルフィンチ「ギリシア・ローマ神話」<...
&br;
「M.-L.フォン・フランツによれば、ランプとは人間の意識の象...
&br;
>『明かりは、どんな神話の文脈にあっても意識を象徴している...
(M.-L.フォン・フランツ『男性の誕生----「黄金のろば...
&br;
「二十八則の【久嚮龍潭】で徳山にさしだした提灯の灯をふき...
「そうそう、だから今回も単純にプシューケーの行為をオロカ...
「プシューケーは結局どうなるん?」
「それは、これからギリシャ神話を読むひともいるかもしれな...
&br;
>
> 『蛇』 永瀬清子&br;
鏡の中に棲んでいる蛇よ
朝のつめたいガラスの中を泳いで
たちまちわが瞼毛のかげにかくれたものよ
お前は姿をみせるのをいとう
お前の含羞はすみやかに
然しお前は長く私の中に棲む。
多分かの失楽の時以来。
お前の姿は私にいつも波紋をのこす
お前は自分を毒あるかと恥じる。
&br;
なめらかにそしていたいたしいものよ
藍と朱の瞬間よ
出ておいで久しい友
美しい夏の光のいま燃える時に
わが翳より出ておあそび
ひとときの
ひとときの樹々のくるめきに
その患いをお忘れ
わが心をお前のさびしい園に。
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やがて消えるこの光の中で
在ることの
何故そう苦しい?
わが姿を
人の目にもとまるまいと悩む?
或いは人の心を誘うまいとおじる?
&br;
空の色
いま純粋なるきわみ
すべてのもの燃えてきよらかなるこのひとときに!
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1999/04/08
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→[[三十七【庭前栢樹】>MUMONKAN/庭前栢樹]]]
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