MUMONKAN/竿頭進歩
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【第46則】
>
''四十六 竿頭進歩''&br;
''石霜和尚云、百尺竿頭、如何進歩。又古徳云、百尺竿頭坐底...
''無門曰、進得歩、翻得身、更嫌何處不稱尊。然雖如是、且道...
''頌曰''
''瞎却頂門眼 錯認定盤星''
''拌身能捨命 一盲引衆盲''
~
&br;
石霜和尚云く、
「百尺竿頭、如何が歩を進めん」。
又た古徳云く、
「百尺竿頭に坐する底の人、得入すと雖然(いえど)も未だ真と...
無門曰く、
「歩を進め得、身を翻し得ば、更に何れの所を嫌ってか尊と称...
頌に曰く
頂門の眼を瞎却(かっきゃく)して、錯(あやまって)って定盤星(...
身を拌(す)て能く命を捨て、一盲衆盲を引く。
&br;
>''石霜和尚『百尺の高さの竿のてっぺんにたどりついた。そこ...
&br;
''長沙禅師『てっぺんに居座っているようなひとは、まだまだ...
&br;
「百尺竿頭、というのは修行者の登りつめたところ、サトリの...
「かつて出家して捨てたはずの世俗の塵のなかにみずから落ち...
「そういうひとにしてはじめて『平常是道』や『無位の真人是...
&br;
>
> 『生きる先々』 山之口貘&br;
僕には是非とも詩が要るのだ
かなしくなっても詩が要るし
さびしいときなど詩がないと
よけいにさびしくなるばかりだ
僕はいつでも詩が要るのだ
ひもじいときにも詩を書いたし
結婚したかったあのときにも
結婚したいという詩があった
結婚してからもいくつかの結婚に関する詩が出来た
おもえばこれも詩人の生活だ
ぼくの生きる先々には
詩の要るようなことばっかりで
女房までがそこにいて
すっかり詩の味おぼえたのか
このごろは酸っぱいものなどをこのんでたべたりして
僕にひとつの詩をねだるのだ
子供が出来たらまたひとつ
子供の出来た詩をひとつ
&br;
1999/06/02
&br;
→[[四十七【兜率三關】>MUMONKAN/兜率三關]]
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【第46則】
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''四十六 竿頭進歩''&br;
''石霜和尚云、百尺竿頭、如何進歩。又古徳云、百尺竿頭坐底...
''無門曰、進得歩、翻得身、更嫌何處不稱尊。然雖如是、且道...
''頌曰''
''瞎却頂門眼 錯認定盤星''
''拌身能捨命 一盲引衆盲''
~
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石霜和尚云く、
「百尺竿頭、如何が歩を進めん」。
又た古徳云く、
「百尺竿頭に坐する底の人、得入すと雖然(いえど)も未だ真と...
無門曰く、
「歩を進め得、身を翻し得ば、更に何れの所を嫌ってか尊と称...
頌に曰く
頂門の眼を瞎却(かっきゃく)して、錯(あやまって)って定盤星(...
身を拌(す)て能く命を捨て、一盲衆盲を引く。
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>''石霜和尚『百尺の高さの竿のてっぺんにたどりついた。そこ...
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''長沙禅師『てっぺんに居座っているようなひとは、まだまだ...
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「百尺竿頭、というのは修行者の登りつめたところ、サトリの...
「かつて出家して捨てたはずの世俗の塵のなかにみずから落ち...
「そういうひとにしてはじめて『平常是道』や『無位の真人是...
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>
> 『生きる先々』 山之口貘&br;
僕には是非とも詩が要るのだ
かなしくなっても詩が要るし
さびしいときなど詩がないと
よけいにさびしくなるばかりだ
僕はいつでも詩が要るのだ
ひもじいときにも詩を書いたし
結婚したかったあのときにも
結婚したいという詩があった
結婚してからもいくつかの結婚に関する詩が出来た
おもえばこれも詩人の生活だ
ぼくの生きる先々には
詩の要るようなことばっかりで
女房までがそこにいて
すっかり詩の味おぼえたのか
このごろは酸っぱいものなどをこのんでたべたりして
僕にひとつの詩をねだるのだ
子供が出来たらまたひとつ
子供の出来た詩をひとつ
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1999/06/02
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→[[四十七【兜率三關】>MUMONKAN/兜率三關]]
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