MUMONKAN/世尊拈花
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【第6則】
>
''六 世尊拈花''&br;
''世尊、昔、在靈山會上拈花示衆。是時、衆皆默然。惟迦葉者...
''無門曰、黄面瞿曇、傍若無人。壓良爲賤、縣羊頭賣狗肉。將...
''頌曰''
''拈起花來 尾巴已露''
''迦葉破顔 人天罔措''
&br;
&br;
六 世尊(せそん)、花を拈(ねん)ず
&br;世尊、昔、霊山会上(りょうぜんえじょう)に在って花を拈...
&br;無門云く、「黄面の瞿曇(ぐどん)、傍若無人。良を圧(お)...
頌に曰く
花を拈起(ねんき)し来って、尾巴(びは)已に露(あら)わる。
迦葉破顔、人天措く罔(な)し。
&br;
***拈華微笑 [#k32fbf6b]
> ''ねんげ‐みしょう【拈華微笑】‥せう''
〔仏〕禅宗で、以心伝心、教外別伝の法系を主張するのに用い...
霊鷲山(りょうじゅせん)で説法した釈尊が、華(はな)を拈(つま...
...
&br;「というわけで、これは『大梵天王問仏決疑経』というお...
「禅宗のルーツというわけか」
「ところがこの『大梵天王問仏決疑経』は偽経だ。インドで編...
「あれ、それじゃ禅のルーツはいずこに?」
「無い。無いからでっちあげたんやろう」
「でも”教外別伝”いうたら『仏の悟りは経文に説かれるのでは...
「さあ、そのへんが人間のカナシサというか、可憐さというか...
「ブッダもダルマもぶっとばせ(『仏に逢うては仏を殺し、祖...
「お釈迦さんが一本の花を示した、ってことやけど。この花は...
「そうやね。でも摩訶迦葉だけが微笑したのはナゼか、という...
&br;
-「釈迦牟尼はばかにたとえが上手なり」という古い川柳がある...
--''1 三車火宅の喩(火宅喩) 妙法蓮華経譬喩品第三''
--''2 長者窮子の喩(窮子喩) 妙法蓮華経信解品第四''
--''3 三草二木の喩(薬草喩) 妙法蓮華経薬草喩品第五''
--''4 宝処化城の喩(化城喩) 妙法蓮華経化城喩品第七''
--''5 衣裏繋珠の喩(衣珠喩) 妙法蓮華経五百弟子受記品第...
--''6 髻中明珠の喩(髻珠喩) 妙法蓮華経安楽行品第十四''
--''7 良薬病子の喩(医子喩) 妙法蓮華経如来寿量品第十六''
&br;
「衣裏繋珠のタトエは、酔いつぶれて寝てしまった男の服の裏...
「モーパッサンかオー・ヘンリーの短編みたい。それは、たぶ...
&br;
>''世尊。譬如有人。至親友家。醉酒而臥。是時親友。官事當行...
''(『妙法蓮華經 五百弟子受記...
&br;
「法華経といえば宮沢賢治やけど、『銀河鉄道の夜』の次のシ...
&br;
>「切符を拝見いたします。」三人の席の横に、赤い帽子をかぶ...
「さあ、」ジョバンニは困って、もぢもぢしてゐましたら、カ...
>「これは三次元空間の方からお持ちになったのですか。」車掌...
>「おや、こいつは大したもんですぜ。こいつはもう、ほんたう...
&br;
「お釈迦さんの花はサトリへのフリーパスか」
「もちろん賢治の場合は、彼は日蓮主義者だから、教外別伝だ...
&br;
>>大きな勇気を出してすべてのいきもののほんたうの幸福をさ...
...
1998/11/18
&br;
→[[【七 趙州洗鉢】>MUMONKAN/趙州洗鉢]]
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【第6則】
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''六 世尊拈花''&br;
''世尊、昔、在靈山會上拈花示衆。是時、衆皆默然。惟迦葉者...
''無門曰、黄面瞿曇、傍若無人。壓良爲賤、縣羊頭賣狗肉。將...
''頌曰''
''拈起花來 尾巴已露''
''迦葉破顔 人天罔措''
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六 世尊(せそん)、花を拈(ねん)ず
&br;世尊、昔、霊山会上(りょうぜんえじょう)に在って花を拈...
&br;無門云く、「黄面の瞿曇(ぐどん)、傍若無人。良を圧(お)...
頌に曰く
花を拈起(ねんき)し来って、尾巴(びは)已に露(あら)わる。
迦葉破顔、人天措く罔(な)し。
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***拈華微笑 [#k32fbf6b]
> ''ねんげ‐みしょう【拈華微笑】‥せう''
〔仏〕禅宗で、以心伝心、教外別伝の法系を主張するのに用い...
霊鷲山(りょうじゅせん)で説法した釈尊が、華(はな)を拈(つま...
...
&br;「というわけで、これは『大梵天王問仏決疑経』というお...
「禅宗のルーツというわけか」
「ところがこの『大梵天王問仏決疑経』は偽経だ。インドで編...
「あれ、それじゃ禅のルーツはいずこに?」
「無い。無いからでっちあげたんやろう」
「でも”教外別伝”いうたら『仏の悟りは経文に説かれるのでは...
「さあ、そのへんが人間のカナシサというか、可憐さというか...
「ブッダもダルマもぶっとばせ(『仏に逢うては仏を殺し、祖...
「お釈迦さんが一本の花を示した、ってことやけど。この花は...
「そうやね。でも摩訶迦葉だけが微笑したのはナゼか、という...
&br;
-「釈迦牟尼はばかにたとえが上手なり」という古い川柳がある...
--''1 三車火宅の喩(火宅喩) 妙法蓮華経譬喩品第三''
--''2 長者窮子の喩(窮子喩) 妙法蓮華経信解品第四''
--''3 三草二木の喩(薬草喩) 妙法蓮華経薬草喩品第五''
--''4 宝処化城の喩(化城喩) 妙法蓮華経化城喩品第七''
--''5 衣裏繋珠の喩(衣珠喩) 妙法蓮華経五百弟子受記品第...
--''6 髻中明珠の喩(髻珠喩) 妙法蓮華経安楽行品第十四''
--''7 良薬病子の喩(医子喩) 妙法蓮華経如来寿量品第十六''
&br;
「衣裏繋珠のタトエは、酔いつぶれて寝てしまった男の服の裏...
「モーパッサンかオー・ヘンリーの短編みたい。それは、たぶ...
&br;
>''世尊。譬如有人。至親友家。醉酒而臥。是時親友。官事當行...
''(『妙法蓮華經 五百弟子受記...
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「法華経といえば宮沢賢治やけど、『銀河鉄道の夜』の次のシ...
&br;
>「切符を拝見いたします。」三人の席の横に、赤い帽子をかぶ...
「さあ、」ジョバンニは困って、もぢもぢしてゐましたら、カ...
>「これは三次元空間の方からお持ちになったのですか。」車掌...
>「おや、こいつは大したもんですぜ。こいつはもう、ほんたう...
&br;
「お釈迦さんの花はサトリへのフリーパスか」
「もちろん賢治の場合は、彼は日蓮主義者だから、教外別伝だ...
&br;
>>大きな勇気を出してすべてのいきもののほんたうの幸福をさ...
...
1998/11/18
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→[[【七 趙州洗鉢】>MUMONKAN/趙州洗鉢]]
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