MUMONKAN/不是心佛
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【第27則】
>
''二十七 不是心佛''&br;
''南泉和尚、因僧問云、還有不與人説底法麼。泉云、有。僧云...
''無門曰、南泉被者一問、直得揣盡家私、郎當不少。''&br;
''頌曰''
''叮嚀損君徳 無言眞有功''
''任從滄海變 終不爲君通''
~
二十七 心仏にあらず&br;
南泉和尚、因みに僧問うて云く、「還って人の与(た)めに説か...
泉云く、「有」。
僧云く、「如何なるか是れ人の与めに説かざる底の法」。
泉云く、「不是心(ふぜしん)、不是仏(ふぜぶつ)、不是物(ふぜ...
&br;
無門曰く、「南泉、者(こ)の一問を被(こうむ)って、直に得た...
&br;
頌に曰く
叮嚀(ていねい)は君徳を損す、無言真(まこと)に功有り。
任從(たと)い滄海は変ずるも、終(つい)に君が為に通ぜじ。
&br;
「
''僧『いまだに明かされていないヒミツの教えなんてある...
''南泉『あるサ』''
''僧『おや、それは何です?』''
''南泉『それはココロではない、ホトケではない、衆生で...
&br;
これは『門前の刹竿(寺院で説法が行われるときに合図として立...
「またまた、コトバの危機」
「どうすればコトバを救えるか。ひとつにはつぎのような考え...
&br;
>・・・・・・人間の言葉は、ありのままの真理をあらわすに不...
&br;
もともと沈黙は言葉に対立するものである。たがいに対立する...
&br;
それでは非言非黙とは、具体的にどうすることであるか。それ...
&br;
禅宗風にいえば、言葉は月をさす指であり、月のありかがわか...
・・・・・・森三樹三郎『「...
&br;
「すごく意味論的やな。コトバはモノではない、地図は現地そ...
「もうひとつはコトバがみずから解体、自殺して、大死一番、...
&br;
>
> 『ふと』 藤富保男
&br;
ぼくは時時ベンチに坐って考え込む
あのこと を
ぼくは その時いつも
ぼ と く になってしまうのである
ぼ
が坐っていて
く
が立っていて
二人で口を開けて月を見ていることがある
&br;
月は後向きになって
煙を吐いて留守になる
&br;
頭が重い
象がぶら下がっているからである
もういけない
&br;
走れ 走る
走った 橋っ 橋っ 走った
&br;
ところで
走っているのは
ぼ でも
く でも
ぼく自身でもなく
橋でもなくなってしまう
&br;
もう いけない が
象にまたがって
一人で走っている
&br;
1999/01/14
&br;
→[[二十八【久嚮龍潭】>MUMONKAN/久嚮龍潭]]
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【第27則】
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''二十七 不是心佛''&br;
''南泉和尚、因僧問云、還有不與人説底法麼。泉云、有。僧云...
''無門曰、南泉被者一問、直得揣盡家私、郎當不少。''&br;
''頌曰''
''叮嚀損君徳 無言眞有功''
''任從滄海變 終不爲君通''
~
二十七 心仏にあらず&br;
南泉和尚、因みに僧問うて云く、「還って人の与(た)めに説か...
泉云く、「有」。
僧云く、「如何なるか是れ人の与めに説かざる底の法」。
泉云く、「不是心(ふぜしん)、不是仏(ふぜぶつ)、不是物(ふぜ...
&br;
無門曰く、「南泉、者(こ)の一問を被(こうむ)って、直に得た...
&br;
頌に曰く
叮嚀(ていねい)は君徳を損す、無言真(まこと)に功有り。
任從(たと)い滄海は変ずるも、終(つい)に君が為に通ぜじ。
&br;
「
''僧『いまだに明かされていないヒミツの教えなんてある...
''南泉『あるサ』''
''僧『おや、それは何です?』''
''南泉『それはココロではない、ホトケではない、衆生で...
&br;
これは『門前の刹竿(寺院で説法が行われるときに合図として立...
「またまた、コトバの危機」
「どうすればコトバを救えるか。ひとつにはつぎのような考え...
&br;
>・・・・・・人間の言葉は、ありのままの真理をあらわすに不...
&br;
もともと沈黙は言葉に対立するものである。たがいに対立する...
&br;
それでは非言非黙とは、具体的にどうすることであるか。それ...
&br;
禅宗風にいえば、言葉は月をさす指であり、月のありかがわか...
・・・・・・森三樹三郎『「...
&br;
「すごく意味論的やな。コトバはモノではない、地図は現地そ...
「もうひとつはコトバがみずから解体、自殺して、大死一番、...
&br;
>
> 『ふと』 藤富保男
&br;
ぼくは時時ベンチに坐って考え込む
あのこと を
ぼくは その時いつも
ぼ と く になってしまうのである
ぼ
が坐っていて
く
が立っていて
二人で口を開けて月を見ていることがある
&br;
月は後向きになって
煙を吐いて留守になる
&br;
頭が重い
象がぶら下がっているからである
もういけない
&br;
走れ 走る
走った 橋っ 橋っ 走った
&br;
ところで
走っているのは
ぼ でも
く でも
ぼく自身でもなく
橋でもなくなってしまう
&br;
もう いけない が
象にまたがって
一人で走っている
&br;
1999/01/14
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