Anthology/Poems/眩暈
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#menu(Anthology/Poems)
-Poems
> 眩暈
&br;
あなたが悪戯な口笛のように
夏の庭に撒水するので
わたしの虹は劇的な哲学となりました
これはわたしらの恋の底なのでしょうか&br;
あ、また
香水瓶のなかに夕立の雲を閉じ込めましたね
こうして透かして見れば
あなたの長い手紙の理由(わけ)も知れましょう&br;
始まるはずのないものが始まった
これは眠りのない夢なのですから
終わるはずのないものが終わることもありましょう&br;
鏡のなかの顔ならすっかり暗記しましたよね
でもこころはすぐに変わります&br;
――――階段を半分降りたら振り返ってください
&br;
終了行:
#menu(Anthology/Poems)
-Poems
> 眩暈
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あなたが悪戯な口笛のように
夏の庭に撒水するので
わたしの虹は劇的な哲学となりました
これはわたしらの恋の底なのでしょうか&br;
あ、また
香水瓶のなかに夕立の雲を閉じ込めましたね
こうして透かして見れば
あなたの長い手紙の理由(わけ)も知れましょう&br;
始まるはずのないものが始まった
これは眠りのない夢なのですから
終わるはずのないものが終わることもありましょう&br;
鏡のなかの顔ならすっかり暗記しましたよね
でもこころはすぐに変わります&br;
――――階段を半分降りたら振り返ってください
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