「夏の思い出」の詩人、江間章子
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///2022/09/23
&br;
>「夏の思い出」江間章子
>
夏がくれば 思い出す
はるかな尾瀬 遠い空
霧のなかに うかびくる
やさしい影 野の小径
水芭蕉の花が 咲いている
夢見て咲いている水のほとり
石楠花色に たそがれる
はるかな尾瀬 遠い空
唱歌「夏の思い出」は江間章子作詞、中田喜直作曲で、戦後間...
私が子供の頃には音楽の教科書にも載っており、誰でもが歌っ...
この曲とともに当初は知る人ぞ知るという程度の存在であった...
江間章子自身は著書『<夏の思い出>その想いのゆくえ』(宝文...
>水芭蕉を見ようと、夏休みに尾瀬へ行ったら、すでに水芭蕉の...
水芭蕉は、雪が解けるころから、五月、六月の半ばまでの長い...
「詩の中の〈匂っている〉はどういうことか。なんの匂いもな...
(江間章子「水芭蕉のこと」)
確かに俳句では旧暦の4月から6月を「夏」としているため、季...
同じく『<夏の思い出>その想いのゆくえ』で「私たちの夢は...
>日本は第二次世界大戦へ向かう時代であった。異様な気配が感...
・・・日本がアジアを制覇しようとしていた野心とは、全く別...
(「左川ちかが置いて行ったもの」)
その頃、彼女が夢を語り合い「きょうだいのよう」であった若...
>そのなかで、左川ちかの詩は〈主知派〉とも云われた。これか...
(「左川ちかが置いて行ったもの」)
と彼女は記しています。左川ちかは今年(2022年)になって全集...
江間の言うことを信ずれば、今、左川ちかという詩人の再発見...
北園克衛は当時の左川ちかの出で立ちを次のように描写してい...
>彼女が好んで着ける黑天鵞絨のスカアト、細い黑い線のある絹...
(北園克衛「左川ちかと(室樂)」)
黒ずくめの服装は当時相当目立ったことでしょう。
それで私が思い出すのは多田道太郎の『風俗学』という本に書...
>若い女性が奇抜ともいえるファッションで街を歩く。あれは、...
泣くかわりに、泣くにひとしい非合理的主張をしている。感覚...
抑圧されたものの中身を表現している
(多田道太郎『風俗学』ちくま文庫)
左川ちかは激しく泣いていたのかもしれません。
そう思って彼女の詩人としてのデビュー作とも言える『昆虫』...
> 「昆虫」左川ちか
>
昆虫が電流のやうな速度で繁殖した。
地殻の腫物をなめつくした。
>
美麗な衣裳を裏返して、都會の夜は女のやうに眠つた。
>
私はいま殻を乾す。
鱗のやうな皮膚は金屬のやうに冷たいのである。
>
顔半面を塗りつぶしたこの秘密をたれもしつてはゐないのだ。
>
夜は、盗まれた表情を自由に廻轉さす痣のある女を有頂天にす...
これは、泣きはらして殻のようになっていた感情を脱ぎ捨てて...
これは決して「解釈」ではなく、私の興味に引きつければそう...
左川ちかは知人に出した手紙に次のような夢を語っています。
>お金が出来たら、銀座のやうなところへ江間章子さんと店を出...
江間章子は左川より2つ年下で同世代の詩を書く仲間であり、親...
二人の夢は叶えられることはなく、左川は24歳という若さで癌...
江間にとっては左川ちかは詩の世界の先達であり、彼女を失っ...
>私は戸惑った。左川ちかが消えてしまうと、私の心は野に放た...
何処を、どう歩いていいのか。
(江間章子『埋もれ詩の焔ら』講談社)
左川の死の数カ月後出版された江間章子の処女詩集『春への招...
翌年、江間はこんな詩を雑誌に寄せています。
> 「結婚」江間章子
>
白鳥は帶の上で叫聲を轟かせる
>
今年は洒落れた衣裳が流行らなかつた
みんなの心が戰爭へ出掛けたから
相變らず
すみれの花束を持つて
わたしは危険なシャンデリヤの下にゐた
>
やるせないランデヴウ
字面だけを追うと、「今年は洒落れた衣裳が流行らなかつた/み...
危険な戦争へとのめりこんで行く時局のなかにたたずんで、衣...
次の詩はその名も『戦争詩集』(東京詩人クラブ編、昭森社、19...
>「一九三七年の蛇」江間章子
>
戰争は女から男たちを奪ふといふけれど
それはぼくから眼をとりあげた
ぼくは姿のない彫刻と愛し合つてゐる氣持だ
優しい聲も言葉もレコードをかけてゐるやうだ
ちやうどむかし、貧しかつた室に女優のポートレエト一枚貼り...
オレンヂ色の太陽よ
お前は夜でも出てゆくのか
ぼくはシネマへ行つて音樂を聞かう
>
春には最初のすみれの花束を貴方にあげませう
>
けふも永遠のイメーヂに雨がふる
>
夜
>
膏藥を貼った木も眠る
>
櫻草よ、その微笑が戰場を愉しませる
>
悲哀を繪にかきませう、かのプロフイルとならべて
ーー兵士の手紙ーー
よくある戦争詩とは違った感じで「すみれの花束を貴方にあげ...
それは彼女たち若いモダニズム詩人の庇護者的存在でもあった...
>「戰線の秋」北園克衛
>
戰線にまた秋風が立つ朝
敵壘の上に
山砲が強烈なキャベツをならべた
敵彈が
頭の上の見えない鐵線をコスつてゆく
>
終日前面の敵と對峙する
戰機未だし
輕傷三
月明の夜が来る
漠々たる深夜の空を覆つて
空軍のすざまじい大移動があつた
>
やがて拂暁の眞水のやうな微風が
茫々たるススキを渡つた
僅かに花咲く一本の雜草の下
進撃の一瞬に
民族初劫の靜寂が果てしなく擴つていつた
もっとも、さらに激しくなっていく戦局のなかで、やがてはす...
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で江間章子の...
>江間章子(えま しょうこ、1913年3月13日-2005年3月12日)は...
(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E9%96%93%E7%AB%A...
となっており、やはり「夏の思い出」の詩人としての扱いです...
金日成礼賛については何なのでしょうか。1970年代には北朝鮮...
もっとも当時北朝鮮を「この世の楽園」と喧伝した作家、文化...
彼女は1957年に出した『詩へのいざない:現代詩の理解と作法』...
百歩譲って、毛沢東を英雄視しようが金日成を賛美しようがそ...
江間は『詩へのいざない』のなかで春山行夫のコトバを引用し...
>詩人は用いる言葉に責任を持たなければならないし、持ってい...
しかしそれがあまりにも乱暴な用い方であったり、客観性を失...
詩は絶対の境地で行動する、もっとも平均のとれた人間性の姿...
>
わたしは、詩人の仕事は、ひとつの言葉を選んで取りあげても...
捕えた蝶の種類を虫ピンで止めるのではなく、あべこべにピン...
そのとおりだ、と私も思います。しかし、この本から十年後に...
>「わたくしたちは憲法を守る」江間章子
>
わたしたちは憲法を守る
わたしたちは憲法を愛する
わたしたちは憲法に従って生きる
>
わたしたちが憲法を守ること
それは誇らかな決意だ
わたしたちが憲法を愛すること
それは世界の平和のためだ
>
わたしたちが憲法に従って生きること
それはわたしたちのくらしの道だ
>
大きく眼をひらこう
しっかりと、その眼をそそごう
わたしたちが掲げる
平和と民主主義を守る憲法こそ
わたしたちが世界に約束する宣言だ
>
わたしたちが憲法を守ること
それは誇らかな決意だ
わたしたちが憲法を愛すること
それは世界の平和のためだ
>
わたしたちが憲法に従って生きること
それはわたしたちのくらしの道だ
>
いま、わたしたちは大きな
喜びをもって、声高らかに
誓いあおう!
宣言しよう!
>
わたしたちは憲法を守る
わたしたちは憲法を愛する
わたしたちは憲法に従って生きる
>
>
(『平和と民主々義:フォーラム平和・人権・環境・原水爆禁止...
・・・コトバを開放するどころか逆に意味でがんじがらめにし...
詩人がどのような主義主張を持つかはもちろん自由ですし、ま...
しかしその主義主張がどんなに正しく美しいものであったとし...
>西脇氏は詩人でないひと、悪い詩人、詩人でない詩人と区別す...
そして、自然の美ということと、詩の美ということは殆ど関係...
こうしてみても、詩はたしかに魂の仕事なのである。
(江間章子『詩へのいざない』)
いったい江間章子はどこでだれに何のために魂を売り渡してし...
モダニズム詩が戦時下の統制によって雲散霧消してしまったの...
反省すべき点があるとすれば戦争協力詩を書いたことよりも、...
それは売り渡した相手が軍国主義であれ、戦後民主主義であれ...
モダニズム詩に興味と関心を持つものとしては、戦後詩史のな...
江間章子に関しても最後ひどい書き方になってしまいましたが...
(2022/09/23 現代詩フォーラム)
<参考リンク>
『左川ちか全集』左川ちか著(島田龍 [編集]、書肆侃侃房、2022)
http://www.kankanbou.com/books/poetry/0517
『天の手袋』 北園克衛 著 (春秋書房, 1933) 国立国会図書館...
「左川ちかと(室樂)」https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid...
『左川ちか詩集』 (昭森社, 1936) 国立国会図書館/図書館・...
「昆虫」https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1901761/11
『詩のために 』内田忠 著 (椎の木社, 1940) 国立国会図書館/...
「左川ちかのこと」 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/...
『春への招待 : 詩集』江間章子 著 (東京VOUクラブ, 1936) 国...
『書窓. 5(1)』(日本愛書会書窓発行所, 1937-10) 国立国会...
「結婚(詩) 」 江間章子https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/p...
『戦争詩集』 東京詩人クラブ 編 (昭森社, 1939)国立国会図書...
「一九三七年の蛇」江間章子 https://dl.ndl.go.jp/info:ndl...
「戰線の秋」北園克衞 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid...
『詩へのいざない : 現代詩の理解と作法 』江間章子著 (柴田...
『平和と民主々義 : フォーラム平和・人権・環境・原水爆禁止...
「わたくしたちは憲法を守る」 江間章子https://dl.ndl.go.jp...
『「風は世田谷」~第390回~うたとともに 江間章子 詩と...
『青春広場「夏の思い出」江間章子』(You Tube) https://www....
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>「夏の思い出」江間章子
>
夏がくれば 思い出す
はるかな尾瀬 遠い空
霧のなかに うかびくる
やさしい影 野の小径
水芭蕉の花が 咲いている
夢見て咲いている水のほとり
石楠花色に たそがれる
はるかな尾瀬 遠い空
唱歌「夏の思い出」は江間章子作詞、中田喜直作曲で、戦後間...
私が子供の頃には音楽の教科書にも載っており、誰でもが歌っ...
この曲とともに当初は知る人ぞ知るという程度の存在であった...
江間章子自身は著書『<夏の思い出>その想いのゆくえ』(宝文...
>水芭蕉を見ようと、夏休みに尾瀬へ行ったら、すでに水芭蕉の...
水芭蕉は、雪が解けるころから、五月、六月の半ばまでの長い...
「詩の中の〈匂っている〉はどういうことか。なんの匂いもな...
(江間章子「水芭蕉のこと」)
確かに俳句では旧暦の4月から6月を「夏」としているため、季...
同じく『<夏の思い出>その想いのゆくえ』で「私たちの夢は...
>日本は第二次世界大戦へ向かう時代であった。異様な気配が感...
・・・日本がアジアを制覇しようとしていた野心とは、全く別...
(「左川ちかが置いて行ったもの」)
その頃、彼女が夢を語り合い「きょうだいのよう」であった若...
>そのなかで、左川ちかの詩は〈主知派〉とも云われた。これか...
(「左川ちかが置いて行ったもの」)
と彼女は記しています。左川ちかは今年(2022年)になって全集...
江間の言うことを信ずれば、今、左川ちかという詩人の再発見...
北園克衛は当時の左川ちかの出で立ちを次のように描写してい...
>彼女が好んで着ける黑天鵞絨のスカアト、細い黑い線のある絹...
(北園克衛「左川ちかと(室樂)」)
黒ずくめの服装は当時相当目立ったことでしょう。
それで私が思い出すのは多田道太郎の『風俗学』という本に書...
>若い女性が奇抜ともいえるファッションで街を歩く。あれは、...
泣くかわりに、泣くにひとしい非合理的主張をしている。感覚...
抑圧されたものの中身を表現している
(多田道太郎『風俗学』ちくま文庫)
左川ちかは激しく泣いていたのかもしれません。
そう思って彼女の詩人としてのデビュー作とも言える『昆虫』...
> 「昆虫」左川ちか
>
昆虫が電流のやうな速度で繁殖した。
地殻の腫物をなめつくした。
>
美麗な衣裳を裏返して、都會の夜は女のやうに眠つた。
>
私はいま殻を乾す。
鱗のやうな皮膚は金屬のやうに冷たいのである。
>
顔半面を塗りつぶしたこの秘密をたれもしつてはゐないのだ。
>
夜は、盗まれた表情を自由に廻轉さす痣のある女を有頂天にす...
これは、泣きはらして殻のようになっていた感情を脱ぎ捨てて...
これは決して「解釈」ではなく、私の興味に引きつければそう...
左川ちかは知人に出した手紙に次のような夢を語っています。
>お金が出来たら、銀座のやうなところへ江間章子さんと店を出...
江間章子は左川より2つ年下で同世代の詩を書く仲間であり、親...
二人の夢は叶えられることはなく、左川は24歳という若さで癌...
江間にとっては左川ちかは詩の世界の先達であり、彼女を失っ...
>私は戸惑った。左川ちかが消えてしまうと、私の心は野に放た...
何処を、どう歩いていいのか。
(江間章子『埋もれ詩の焔ら』講談社)
左川の死の数カ月後出版された江間章子の処女詩集『春への招...
翌年、江間はこんな詩を雑誌に寄せています。
> 「結婚」江間章子
>
白鳥は帶の上で叫聲を轟かせる
>
今年は洒落れた衣裳が流行らなかつた
みんなの心が戰爭へ出掛けたから
相變らず
すみれの花束を持つて
わたしは危険なシャンデリヤの下にゐた
>
やるせないランデヴウ
字面だけを追うと、「今年は洒落れた衣裳が流行らなかつた/み...
危険な戦争へとのめりこんで行く時局のなかにたたずんで、衣...
次の詩はその名も『戦争詩集』(東京詩人クラブ編、昭森社、19...
>「一九三七年の蛇」江間章子
>
戰争は女から男たちを奪ふといふけれど
それはぼくから眼をとりあげた
ぼくは姿のない彫刻と愛し合つてゐる氣持だ
優しい聲も言葉もレコードをかけてゐるやうだ
ちやうどむかし、貧しかつた室に女優のポートレエト一枚貼り...
オレンヂ色の太陽よ
お前は夜でも出てゆくのか
ぼくはシネマへ行つて音樂を聞かう
>
春には最初のすみれの花束を貴方にあげませう
>
けふも永遠のイメーヂに雨がふる
>
夜
>
膏藥を貼った木も眠る
>
櫻草よ、その微笑が戰場を愉しませる
>
悲哀を繪にかきませう、かのプロフイルとならべて
ーー兵士の手紙ーー
よくある戦争詩とは違った感じで「すみれの花束を貴方にあげ...
それは彼女たち若いモダニズム詩人の庇護者的存在でもあった...
>「戰線の秋」北園克衛
>
戰線にまた秋風が立つ朝
敵壘の上に
山砲が強烈なキャベツをならべた
敵彈が
頭の上の見えない鐵線をコスつてゆく
>
終日前面の敵と對峙する
戰機未だし
輕傷三
月明の夜が来る
漠々たる深夜の空を覆つて
空軍のすざまじい大移動があつた
>
やがて拂暁の眞水のやうな微風が
茫々たるススキを渡つた
僅かに花咲く一本の雜草の下
進撃の一瞬に
民族初劫の靜寂が果てしなく擴つていつた
もっとも、さらに激しくなっていく戦局のなかで、やがてはす...
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で江間章子の...
>江間章子(えま しょうこ、1913年3月13日-2005年3月12日)は...
(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E9%96%93%E7%AB%A...
となっており、やはり「夏の思い出」の詩人としての扱いです...
金日成礼賛については何なのでしょうか。1970年代には北朝鮮...
もっとも当時北朝鮮を「この世の楽園」と喧伝した作家、文化...
彼女は1957年に出した『詩へのいざない:現代詩の理解と作法』...
百歩譲って、毛沢東を英雄視しようが金日成を賛美しようがそ...
江間は『詩へのいざない』のなかで春山行夫のコトバを引用し...
>詩人は用いる言葉に責任を持たなければならないし、持ってい...
しかしそれがあまりにも乱暴な用い方であったり、客観性を失...
詩は絶対の境地で行動する、もっとも平均のとれた人間性の姿...
>
わたしは、詩人の仕事は、ひとつの言葉を選んで取りあげても...
捕えた蝶の種類を虫ピンで止めるのではなく、あべこべにピン...
そのとおりだ、と私も思います。しかし、この本から十年後に...
>「わたくしたちは憲法を守る」江間章子
>
わたしたちは憲法を守る
わたしたちは憲法を愛する
わたしたちは憲法に従って生きる
>
わたしたちが憲法を守ること
それは誇らかな決意だ
わたしたちが憲法を愛すること
それは世界の平和のためだ
>
わたしたちが憲法に従って生きること
それはわたしたちのくらしの道だ
>
大きく眼をひらこう
しっかりと、その眼をそそごう
わたしたちが掲げる
平和と民主主義を守る憲法こそ
わたしたちが世界に約束する宣言だ
>
わたしたちが憲法を守ること
それは誇らかな決意だ
わたしたちが憲法を愛すること
それは世界の平和のためだ
>
わたしたちが憲法に従って生きること
それはわたしたちのくらしの道だ
>
いま、わたしたちは大きな
喜びをもって、声高らかに
誓いあおう!
宣言しよう!
>
わたしたちは憲法を守る
わたしたちは憲法を愛する
わたしたちは憲法に従って生きる
>
>
(『平和と民主々義:フォーラム平和・人権・環境・原水爆禁止...
・・・コトバを開放するどころか逆に意味でがんじがらめにし...
詩人がどのような主義主張を持つかはもちろん自由ですし、ま...
しかしその主義主張がどんなに正しく美しいものであったとし...
>西脇氏は詩人でないひと、悪い詩人、詩人でない詩人と区別す...
そして、自然の美ということと、詩の美ということは殆ど関係...
こうしてみても、詩はたしかに魂の仕事なのである。
(江間章子『詩へのいざない』)
いったい江間章子はどこでだれに何のために魂を売り渡してし...
モダニズム詩が戦時下の統制によって雲散霧消してしまったの...
反省すべき点があるとすれば戦争協力詩を書いたことよりも、...
それは売り渡した相手が軍国主義であれ、戦後民主主義であれ...
モダニズム詩に興味と関心を持つものとしては、戦後詩史のな...
江間章子に関しても最後ひどい書き方になってしまいましたが...
(2022/09/23 現代詩フォーラム)
<参考リンク>
『左川ちか全集』左川ちか著(島田龍 [編集]、書肆侃侃房、2022)
http://www.kankanbou.com/books/poetry/0517
『天の手袋』 北園克衛 著 (春秋書房, 1933) 国立国会図書館...
「左川ちかと(室樂)」https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid...
『左川ちか詩集』 (昭森社, 1936) 国立国会図書館/図書館・...
「昆虫」https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1901761/11
『詩のために 』内田忠 著 (椎の木社, 1940) 国立国会図書館/...
「左川ちかのこと」 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/...
『春への招待 : 詩集』江間章子 著 (東京VOUクラブ, 1936) 国...
『書窓. 5(1)』(日本愛書会書窓発行所, 1937-10) 国立国会...
「結婚(詩) 」 江間章子https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/p...
『戦争詩集』 東京詩人クラブ 編 (昭森社, 1939)国立国会図書...
「一九三七年の蛇」江間章子 https://dl.ndl.go.jp/info:ndl...
「戰線の秋」北園克衞 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid...
『詩へのいざない : 現代詩の理解と作法 』江間章子著 (柴田...
『平和と民主々義 : フォーラム平和・人権・環境・原水爆禁止...
「わたくしたちは憲法を守る」 江間章子https://dl.ndl.go.jp...
『「風は世田谷」~第390回~うたとともに 江間章子 詩と...
『青春広場「夏の思い出」江間章子』(You Tube) https://www....
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&tag(左川ちか);
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