“寺山修司フェア”(ハルキ文庫)
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【“寺山修司フェア”(ハルキ文庫)を読みながら】
(初出:2000/04 @ニフティ<詩のフォーラム>●詩歌図書...
&br;
「寺山修司フェア」と銘打って刊行されたハルキ文庫十数冊の...
【われに5月を】
#htmlinsert(amazonM.htm,id=4894566826)
寺山修司、二十二歳のこれが処女作品集です。収録されるのは...
&br;
「歌壇も俳壇も詩壇もまったく無視だった。まともな書評も出...
&br;
と寺山は友人に語ったことがあるそうですが、今読むと寺山修...
#amazon(,clear)
>文学は創作性の芸術であり、僕には文学における「まことの花...
&br;
世評定まった感のある短歌はべつとして、詩などは露骨に谷川...
&br;
>>&br;二十才 僕は五月に誕生した &br;僕は木の葉をふみ若い...
&br;
同じ“寺山修司フェア”からもう一冊、
&br;
【啄木を読む】
#htmlinsert(amazonM.htm,id=4894566796)
寺山修司に言わせれば啄木の歌は『あくまで「人を愛する歌」...
&br;たとえば、
#amazon(,clear)
>>友がみなわれよりえらく見ゆる日よ&br;花を買ひ来て&br;妻...
という歌についても『「友がみなわれよりえらく見ゆる日」で...
&br;でも、そういう寺山の歌人としての出発はじつは啄木の模...
>>さらさらとすくえば砂はこぼれ落ち春のゆうべの飽きし時
&br;
というのが寺山の中学時代の作品です。
若いころには『オレは「昭和の啄木」と呼ばれてる』と故郷の...
&br;
そういう意味で巻末の小林恭二氏の解説(「反歌作家としての...
啄木と寺山の作品に共通してある、短歌としては自立していな...
&br;
ほかに『歩けメロス』(太宰治)、『さらば青春、さらば中也...
&br;
&br;
寺山ばなし、をつづけたいのですが、『啄木を読む』で出てき...
&br;
-山本健吉『古典と現代文学』(新潮文庫)
&br;
ちなみに、この新潮文庫版はぼくが高校生のころに買ったもの...
&br;
>芭蕉によって、連句の発句として達成された高さにまで、その...
>五・七・五詩型として方法的に精密化すればするほど、芭蕉の...
&br;
山本は人麻呂や芭蕉が示した多様な詩の可能性をその後の日本...
&br;さらに近代演劇が大衆と舞台を切り離して<純粋観客>を...
&br;寺山修司というと前衛的でとっぴな発想の仕事をしたひと...
&br;
『古典と現代文学』は読売文学賞受賞。「詩の自覚の歴史」「...
&br;
&br;
『古典と現代文学』は発表当時も話題になったようで、もちろ...
遠藤周作のエッセイによると、「壮大にして贅沢な無い物ネダ...
などとも言われたようです。
&br;以下、その遠藤のエッセイを少し紹介したいと思います。...
&br;
>山本健吉氏が文学と共同体について書く時、我々はそれが古典...
遠藤は山本の主張の意義を近代文学の無秩序を正そうとするも...
&br;
>私はまずある作家や芸術家を他の作家や芸術家とのつながりの...
&br;
と述べています。この「芸術的交流体」の意識、これは単に批...
&br;
>私は一人の作家がまず過去の芸術的遺産から影響をうけながら...
&br;
と堀辰雄に仮託して語っていますが、これは日本人でありなが...
&br;
引用したエッセイは講談社の「遠藤周作文庫」の一冊『文学と...
&br;
&tag(寺山修司,短歌);
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【“寺山修司フェア”(ハルキ文庫)を読みながら】
(初出:2000/04 @ニフティ<詩のフォーラム>●詩歌図書...
&br;
「寺山修司フェア」と銘打って刊行されたハルキ文庫十数冊の...
【われに5月を】
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寺山修司、二十二歳のこれが処女作品集です。収録されるのは...
&br;
「歌壇も俳壇も詩壇もまったく無視だった。まともな書評も出...
&br;
と寺山は友人に語ったことがあるそうですが、今読むと寺山修...
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>文学は創作性の芸術であり、僕には文学における「まことの花...
&br;
世評定まった感のある短歌はべつとして、詩などは露骨に谷川...
&br;
>>&br;二十才 僕は五月に誕生した &br;僕は木の葉をふみ若い...
&br;
同じ“寺山修司フェア”からもう一冊、
&br;
【啄木を読む】
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寺山修司に言わせれば啄木の歌は『あくまで「人を愛する歌」...
&br;たとえば、
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>>友がみなわれよりえらく見ゆる日よ&br;花を買ひ来て&br;妻...
という歌についても『「友がみなわれよりえらく見ゆる日」で...
&br;でも、そういう寺山の歌人としての出発はじつは啄木の模...
>>さらさらとすくえば砂はこぼれ落ち春のゆうべの飽きし時
&br;
というのが寺山の中学時代の作品です。
若いころには『オレは「昭和の啄木」と呼ばれてる』と故郷の...
&br;
そういう意味で巻末の小林恭二氏の解説(「反歌作家としての...
啄木と寺山の作品に共通してある、短歌としては自立していな...
&br;
ほかに『歩けメロス』(太宰治)、『さらば青春、さらば中也...
&br;
&br;
寺山ばなし、をつづけたいのですが、『啄木を読む』で出てき...
&br;
-山本健吉『古典と現代文学』(新潮文庫)
&br;
ちなみに、この新潮文庫版はぼくが高校生のころに買ったもの...
&br;
>芭蕉によって、連句の発句として達成された高さにまで、その...
>五・七・五詩型として方法的に精密化すればするほど、芭蕉の...
&br;
山本は人麻呂や芭蕉が示した多様な詩の可能性をその後の日本...
&br;さらに近代演劇が大衆と舞台を切り離して<純粋観客>を...
&br;寺山修司というと前衛的でとっぴな発想の仕事をしたひと...
&br;
『古典と現代文学』は読売文学賞受賞。「詩の自覚の歴史」「...
&br;
&br;
『古典と現代文学』は発表当時も話題になったようで、もちろ...
遠藤周作のエッセイによると、「壮大にして贅沢な無い物ネダ...
などとも言われたようです。
&br;以下、その遠藤のエッセイを少し紹介したいと思います。...
&br;
>山本健吉氏が文学と共同体について書く時、我々はそれが古典...
遠藤は山本の主張の意義を近代文学の無秩序を正そうとするも...
&br;
>私はまずある作家や芸術家を他の作家や芸術家とのつながりの...
&br;
と述べています。この「芸術的交流体」の意識、これは単に批...
&br;
>私は一人の作家がまず過去の芸術的遺産から影響をうけながら...
&br;
と堀辰雄に仮託して語っていますが、これは日本人でありなが...
&br;
引用したエッセイは講談社の「遠藤周作文庫」の一冊『文学と...
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&tag(寺山修司,短歌);
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