#author("2024-01-11T01:43:48+09:00;1970-01-01T18:00:00+09:00","default:minoru","minoru")
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*【映画の中の詩】『ノートルダムのせむし男』(1939)
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主演チャールズ・ロートン、モーリン・オハラ

エルンスト・ルビッチ監督[[『桃色の店』(1940)>The Shop Around the Corner(1940)]]で引用されていたヴィクトル・ユゴーの愛と友情に関する言葉のシーンですが、この映画では原作からは少しアレンジされています。
原作は、

>「あなたは友情というのはどんなものか知っていますか?」
「ええ知っていますよ。兄さんと妹の愛情みたいなものでしょ。二つの魂が觸れ合いはするけれど、一つにとけ込んではしまわない。二本の指のようなものですわ。」と、エスメラルダは答えた。
「それで戀はとはどんなものでしよう?」と、グランゴワールがたたみかけて訊く。
「え!戀ですって!」と、彼女は言ったがその聲は震え、瞳はきらきらと輝いた。「それは、二つのものが一つになってしまうことよ。男と女とが一つにとけ合って、一人の天使さまになってしまうことだわ。天國のようなものですわ」と、彼女は答えた。
>
  『ノートル・ダムのせむし男 : 全訳』ヴィクトール・ユゴー 著, 松下和則, 辻昶 訳

水を飲ませるシーンは『あしたのジョー』で白木葉子と丹下段平が慰問劇の出し物として再現!
諸般の事情で日本ではディズニーアニメ版などは『ノートルダムの鐘』表記。
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参考リンク:
[[『桃色の店』(1940)>The Shop Around the Corner(1940)]]

『ノートルダムの傴僂男』 (トーキー英語研究叢書 ; No.6)
https://dl.ndl.go.jp/pid/1689735/1/35

『ノートル・ダムのせむし男 : 全訳』
ヴィクトール・ユゴー 著, 松下和則, 辻昶 訳
https://dl.ndl.go.jp/pid/1694816/1/58
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