#author("2024-01-11T01:32:29+09:00;1970-01-01T18:00:00+09:00","default:minoru","minoru") #author("2024-01-11T22:23:43+09:00","default:minoru","minoru") [[Poetry in Movies]] #menu(Poetry in Movies) *【映画の中の詩】『セント・マーティンの小径』(1938) &br;&br; CENTER:#htmlinsert(youtube.htm,id=Jg_XB46BW5M) 主演チャールズ・ロートン、ヴィヴィアン・リー。 詩を朗読する大道芸人に拾われたホームレスの女スリは才能を認められ大道芸を抜け出しスター女優となる。 一方、彼女に去られた男は物乞いにまで落ちぶれていく。彼を立ち直らせようと女は自分の主演舞台の端役のオーデションを男に受けさせるが…、というストーリー。 『風と共に去りぬ』前夜の映画ですがヴィヴィアン・リーはすでに輝きを放っています。 オープニングシーンで朗読される詩はJ・ミルトン・ヘイズの「黄色い神の緑の眼」。いわゆる「劇的モノローグ」といわれるジャンルの詩で、ジョン・レノンの歌(「ノーバディ・トールド・ミー」)にも引用されていたりします。 ラストのオーデション場面で朗読されるのはラドヤード・キプリングの「IF」。 英国では非常に有名な詩でテニスのウインブルドン大会のセンターコートへの選手入り口にも “If you can meet with Triumph and Disaster / and treat those two impostors just the same” (もし汝勝利と災難とに遭遇し得て/然もこの二つの騙(かた)りを全く同様に取り扱い得ば) の一節が掲げられています。 参考リンク: 『もし』キツプリング詩集 (岩波文庫 ; 1301) 中村為治 訳 https://dl.ndl.go.jp/pid/1193778/1/44 マイケル・ケインが読むキプリングの「IF」。 CENTER:#htmlinsert(youtubeS.htm,id=nlugWYr1J4s) &br;&br; &tag(映画の中の詩);