#author("2024-01-11T01:48:50+09:00;1970-01-01T18:00:00+09:00","default:minoru","minoru")
[[Poetry in Movies]]
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*【映画の中の詩】『リディアと四人の恋人』(1941)
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**過ぎてしまえばみな美しい・・・
ジュリアン・デュヴィヴィエ監督がアメリカで制作した映画。
リディアと若き頃彼女をを愛した男たちがつどい、過去を回想する。
実際にあったこととは異なり過去はいつのまにか美化され追憶される。四人の記憶するどれが本当の彼女だったのかはリディア本人にもわからない。

***夜は千の眼を持つ

>『夜は千の眼を持つ』フランシス・ウィリアム・バーディロン
>
夜は千の眼を持つ
が 昼はたった一つの眼を持つだけ
しかし この眼が沈めば
世界は闇に包まれる
>
頭では千の眼でものを見れる
が、心では一つの眼で見れるのみ
しかし この心よりの愛が終われば
人生を照らす灯も消える
>
The night has a thousand eyes,
And the day but one;
Yet the light of the bright world dies
With the dying sun.
>
The mind has a thousand eyes,
And the heart but one:
Yet the light of a whole life dies
When love is done.


詩の題名は本来『Light』が正しいのでしょうか?しかし『夜は千の眼を持つ』の方が通りがいいようです。

同じ題名のウィリアム・アイリッシュの小説とその映画化作品(1948)がありますが、内容はまったく関連がありません。
同名のジャズのスタンダードナンバーはその映画の挿入曲。

カーペンターズもカバーしているポップスソング、邦題『燃ゆる瞳』の原題は『The Night Has a Thousand Eyes』。これも、題名以外は全く無関係。

夜は千の目をもつ、というフレーズがよほどカッコいいのか、ひとり歩きしているんですね。

参考リンク:
ウィリアム・アイリッシュ『夜は千の目をもつ』世界名作推理小説大系 第20
https://dl.ndl.go.jp/pid/1336126/1/6


***ララ・ルーク

>『ララ・ルーク』トーマス・ムーア
>
あゝ 喜ばしきかな 今この瞬間
豊穣なるこの世のもの すべてわが手にあれども
選び取るのは ただひとつのもの
汝―ただ汝のみを
この世の宝物殿より
わがもとに迎え入れよう ここにこのように
我が愛しさの極み
清らかなるララ・ルークよ 今一度
>
"Oh the delight-- now, in this very hour,
"When had the whole rich world been in my power,
"I should have singled out thee only thee,
"From the whole world's collected treasury--
"To have thee here-- to hang thus fondly o'er
"My own, best, purest ZELICA once more!"


参考リンク:
『ララ・ルーク』はムーアによる長い長い詩です。
https://genius.com/Thomas-moore-lalla-rookh-part-2-annotated#:~:text="Oh the delight-- now%2C in this very hour%2C

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