#author("2024-04-19T14:17:41+09:00","default:minoru","minoru") [[Poetry in Movies]] #menu(Poetry in Movies) /// *【映画の中の詩】『ボディ・アンド・ソウル』(1947) &br;&br; CENTER:#htmlinsert(youtube.htm,id=q3z6GGq4keg) **虎よ、虎よ! ロバート・ロッセン監督。ジョン・ガーフィールド、リリー・パルマー主演。 『ロッキー』かな?のラストやローラースケートを履いた手持ちカメラで撮影した臨場感あふれる試合シーンなど、後のボクシング映画に大きな影響を与えた作品。 ボクシング映画として、フィルム・ノワールとして傑作の一本とされています。 また主演のガーフィールド、脚本のエイブラハム・ポロンスキーを始めとして、関係者がハリウッドに吹き荒れた〈レッドパージ〉に多数巻き込まれたことでも有名だそうです。 >「虎」ウイリアム・ブレイク(土居光知訳) &br; 虎よ、虎、輝き燃える、 夜の森のなかで、 どんな神の手、あるいは眼が 汝の怖ろしい均整をつくり得たのか。 > どんな海や空のかなたに 汝の眼の炎が燃えていたのか いかなる翼で神はあまがけり いかなる手でその炎を捉えたのか。 > いかなる腕、いかなる術で 汝の心臓の筋(すじ)を捻ったのか、 そして心臓の鼓動が始まったとき いかなる怖ろしい手が汝の怖ろしい足を。 いかなる鎚(つち)で、また鎖で いかなる鎔炉の中で汝の脳髄を鋳て、 いかなる鉄砧(かなしき)の上で鍛えたのか、 またいかなる怖ろしい指でその恐怖を握ったのか。 > 無数の星光の槍を投げつくし、 涙で空をうるおした時、 神はできあがった汝を見てほほえまれたのか、 仔羊をつくりし神が汝をつくったのか。 > 虎よ、虎、輝き燃える、 夜の森の中で。 どんな神の手、あるいは眼が 汝の怖ろしい均整をつくることを敢えてしたのか。 参考リンク 英米詩集 (青春の詩集 ; 外国篇 9) 「虎」ウィリアム・ブレイク(土居光知 訳) https://dl.ndl.go.jp/pid/1672872/1/27 Film Noir Board: BODY AND SOUL (1947) https://translate.google.com/translate?sl=auto&tl=ja&u=https://filmnoirboard.blogspot.com/2014/05/body-and-soul-1947.html 「BODY AND SOULのボクシング リングは 現実であると同時に寓話でもあり、残忍な職業と激しい社会闘争を結びつける戦場です。」 「視聴者はプロットの一部が曖昧になった後もずっとシーンを思い出す可能性があり、これは常に素晴らしいノワール映画の兆候です」 Wrap Shot: Body and Soul - The American Society of Cinematographers (en-US) https://theasc.com/articles/wrap-shot-james-wong-howe-asc-and-body-and-soul &br;&br; &tag(映画の中の詩);