Poet

西脇順三郎

脳髄礼賛

    「脳髄礼賛」


 高校二年の夏、図書室で西脇順三郎の『太陽』を読んだ。
 ポエジィが ray となってぼくの脳髄を貫通して
 科学教室の方に曲がっていった・・・・。


  「太陽」  西脇順三郎

カルモジインの田舎(いなか)は大理石の産地で
其処(そこ)で私は夏をすごしたことがあった
ヒバリもいないし(へび)も出ない
ただ青いスモモの(やぶ)から太陽が出て
またスモモの藪へ沈む
少年は小川でドルフィンを(とら)えて笑った


リンク

「西脇順三郎」フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小千谷市立図書館|西脇順三郎記念室
ウェブでしか読めない西脇順三郎-回想の西脇順三郎 「学匠西脇先生」由良 君美
松岡正剛の千夜千冊『雑談の夜明け』西脇順三郎
「新井素子研究会」新井素子関連文献:西脇順三郎



Tag: 詩人


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