Anthology/匙だけど・・・

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  匙だけど・・・


<泣きたい影>という名のバラッド
荒れ模様のブレスで
賑やかな硝子楽団おれのタイの結び目白黒の
ネオンのツリーにからむ滅茶苦茶な女たち
永久な均衡なンてない どうシても死ても
煉瓦言葉の天国の壁サインが稲光に照らしだされ
おれもついにカクゴであるか
全身仙人掌の罪人ゆえ冷たいメタファにくるまっても
はみだしてもやぶってももういいヨ
旅立つ最期の時の贈り物<サドンデス・ブルース>
最大にゆっくりと 非常な優しさで
サバンナに降る雨のように滲みいる旋律に
向日葵もいっせいにふりむくだろう

だから最後のリクエストだから
詩人たちよ 一服したら
祈るべき神を持たないもののために
聖なるラインを書かないか
もう散文的咆哮をコーヒーカップに轟かせるのはハナマルジルシをあげるから
きみたちの脳髄をスプーンでかき混ぜて
そろそろ目に見えているモノを見て
耳に聴こえてるモノを聴いて
魂のコードでもって
愛のアドリブくれないか